2022年11月21日カテゴリー:

3学年の保護者の皆様へ(防災教室)

11/18(金)

今日の7時間目は防災教室でした。講師の方をお招きして、リモートによる放送でしたが、生徒たちはよく話を聞いていました。

かなり話が脱線しますが、私が教員になりたてだった頃は、私が知っていることは生徒も知っているという共通項目が多かったのですが、最近は私が知っていることが生徒に伝わらないというジェネレーションギャップを感じることが多くなっています。近年、授業中に話をして生徒がよく知らなかったことについて、以下に一例を挙げます。

・地下鉄サリン事件(←生徒が生まれるよりずっと前の出来事ですね)
・アメリカ同時多発テロ(←このときもまだ生まれてないですね)
・ジプシー生活(←授業で特別教室が他クラスとバッティングして教室を移動しなければならないときに使った言葉)
・ドラゴンボール(←マンガでもアニメでも見たことがない生徒が多いです。知ってはいるけど話は知らない。)
・サリーちゃんのパパ(←寝癖のついていた生徒をサリパパに例えましたが通じませんでした(笑)。)

なぜこんな話をしたかというと、、、、。
地下鉄サリン事件の際に、聖路加国際病院に大勢の患者が運び込まれたことは御存じの保護者の方も多いかと思います。聖路加国際病院では、当時の院長先生が、有事の際に役に立つだろうということで、礼拝堂や待合所に酸素吸入用の配管を大量に設置しておいたのだそうです。当時は多くの人がなぜこんな不必要な設備をつけるのかと懐疑的な目を向けたそうですが、地下鉄サリン事件ではこの設備のお陰で多くの命が助かりました。(という話を生徒にも紹介したいのですが、生徒はサリン事件をよく知らないのでした…。)また、東日本大震災でも、100年に一度の大津波を想定して訓練を行っていた小学校で被害が最小限に抑えられたという例もあります。私たちも、起こるかどうかわからない災害に対して、日ごろから真剣に備えておくことが必要なんですね。本日、私もようやく4回目のコロナワクチン接種を予約しました。心配な生徒は接種しておくとよいと思っています。
さて、我が家は先日、古くなった避難バッグの中の「さとうのご飯」を妻が新しいものに入れ替えていました。さとう家ゆえに。

(文責 佐藤慶)