2021年7月19日カテゴリー:

2学年の保護者の皆様へ(体験から気づくSDGs)

文系クラスの生徒たちは、先週金曜日からの流れで、本日はSDGsグループワークについての振り返りとまとめを行いました。

先日のグループワークでは、人口、環境、経済、暮らしの4指標を意図したとおりに向上していくことは難しかったと述べましたが、本日はその理由をDGs de 地方創生 公認ファシリテーターである田中実先生に解説していただきました。

目標を達成できたチームは以下のような共通点が見られるそうです。

・他チームと情報を共有できた

・お互いの目標を確認し、資源やプロジェクトを融通しあった

・自分のプロジェクトとは関係ないプロジェクトも支援した

・やるべきでないプロジェクトをやらないと決断した

・街への影響を考えてプロジェクトを実行した

目標を達成できなかったチームは以下のような共通点が見られるそうです。

・街の変化が速すぎてついていけない

・お互いのプロジェクトが分断している

・よく考えずにプロジェクトを実行している

・自分が保有するプロジェクトにこだわりすぎ

・周囲が自分のプロジェクトに無関心だった

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実際に自分がシミュレーションに参加して、自分の体験からも納得できる結論が見いだされたことでしょう。聞くだけの講義ではなくて、自分の頭で考え、対話や行動を通して得られた結論は、今後の人生においてもプラスになることでしょう。また、SDGsや地方創生だけでなく、様々な活動に応用できる理論だと感じました。

数年前までのSSH事業と比較して、ここ数年は文系クラスの生徒に対してのカリキュラムも充実してきているように思います(生徒からのアンケートの結果や、教員の反省などが生かされています)。今後も、様々な企画で幅広い興味関心に対応していければと思います。

(文責 佐藤慶)