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先輩からのメッセージ

 ➀南高に決めた理由について教えてください。
 理由の1つ目は、高校卒業後は大学に進学したいと考えていたので、普通科のある進学校に行きたかったことです。2つ目は小学生の時からずっとソフトテニスを続けてきたので、強豪校に進んで部活動をしたかったことです。この2つの理由から、大学進学とインターハイ出場を目指して学業と部活動との両立ができる甲府南高校への進学を決めました。
 中学校ではソフトテニスの実績もあり、先生には前期入試もすすめられましたが、家族と相談して後期受験で合格しました。2つ上の兄も南高のソフトテニス部にいたことも、高校を決める上では大きかったと思っています。

②高校3年間を振り返って
 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、オンラインでの授業となり部活動ができず、大会も中止になってしまうなど、今から思えば残念な高校生活のスタートでした。どのようにしたら、もっと見やすく受けやすいオンライン授業になるのかを先生と話し合ったこともありました。登校できるようになったときは、普通に授業が受けられること、すぐに質問できること、部活動ができること、大会に出場できることが本当にありがたいことだと実感しました。
 3年生になって行った春の旅や高校生活最後の緑陽祭は本当に楽しい思い出となりました。やはり、一番の思い出は部活動です。仲間と切磋琢磨し、最後まで共にやりきることができました。また、その仲間と受験も励まし合って頑張ることができました。大学進学後もそれぞれ大学でソフトテニス部に所属し、大会で顔を合わせることもあり、今でもかけがえのない仲間です。

③受験勉強について教えてください。
 3年の8月中旬の国体までソフトテニスをしていたので、本格的に受験勉強を始めたのは9月からでした。勉強については、部活動に打ち込んでいたときから、「授業勝負」と考え、日々取り組んできました。数学や化学・物理が特に好きだったので、積極的に先生に質問し、分からないことをそのままにしないようにしていました。3年になってからは、週1回だけ英語の予備校に通い始め、自習室や図書館で勉強することが多くなりました。そこで刺激を受け、より集中できるようになったことも良かったと思っています。

④志望校はどうやって決めましたか?
 続けてきたソフトテニスを大学でも続けたいということとデータサイエンス系の勉強ができる大学を志望しました。受験勉強のスタートの時期が遅かったこともあり、私立大学を第一志望にし、併願先として国公立大学を受けようと思っていました。新潟大学には、個別学力検査重視型という受験方式があり、工学部も二次試験で英語を含む3科目で受験しなければならず、倍率も高かったのですが、どうしても挑戦したいという思いがあり、受験することを決めました。

⑤今、大学では何を学んでいますか?
 1年生のうちは専門科目の勉強よりも一般教養の科目を多く勉強しています。具体的には、外国語、数学、物理、化学を勉強します。特に新潟大学では地元の特性を活かした「日本酒学」という講義があり、学部を越えてさまざまな科目を選択できるのが特徴です。他にも10の学部をもつ総合大学であるため、幅広く講義を選択できるだけでなく、いろいろな学部の人と知り合うこともできます。入学してから分かったことですが、工学部の総合型受験の中には、SSHの研究発表が重要視されるものもあり、南高の生徒にとっては有利な受験でチャンスもあるのではないかと感じています。
 また、ソフトテニス部に所属し、週4~5回の頻度で練習に取り組んでいます。主な戦績としては、全日本国公立大学対抗ソフトテニス大会:団体の部で優勝 ,関東甲信越国公立大学ソフトテニス大会:個人の部で優勝することができ、充実した大学生活を送っています。

⑥最後に、南高を目指す中学生にメッセージをお願いします!
 南高の先生方は熱心な先生が多く、レベルの高い授業を受けることができました。自分は数学が本当に好きだったので、先生方や仲間と問題について話し合ったりしたことは本当に有意義な時間でした。課題で時間に追われることなく、自分のしたい勉強が学べると思います。
 部活動との両立は忙しく、時に大変な場面もあるかもしれませんが、仲間と一緒に励まし合いながら乗り越えることで、充実した時間を過ごせます。ぜひ、南高で充実した高校生活を送ってください。