2022年3月14日カテゴリー:

2学年の保護者の皆様へ(SSH課題研究発表会)

3/11(金)

今日はSSHのフロンティア探究Ⅱ(F探Ⅱ)の1年間の研究成果を発表する1日となりました。1,3,5組が午前中、2,4,6組は午後に登校し、1クラスが2教室に分散して発表する形式となりました。(1年生が英語の検定試験GTECを受検する関係でこの行事が可能となりました。)

先日も放課後に少し残って発表練習をしているところを見かけたり、今日も少し早く来て発表練習する班があり、生徒たちの自主性に驚かされています。また、1年前に「発表するのが苦手なんです」とか「まとめるのが苦手なんです」と話していた生徒たちも、堂々と発表したり、上手にその場をまとめたりしている姿が見られ、生徒たちの成長を実感できました。

各クラス2クラスに分かれる形だったので、発表者がいない教室は黒板のスクリーンにリアルタイムの動画を放映しました。それぞれの教室では密回避のためにポスターやスクリーンに近づくことができないので、生徒たちは手元のノートPCにポスターを表示させて、細かい部分を確認しながら、記録用紙に批評や感想を記入するという、非常にマルチタスクな時間でした。このような作業は将来のリモート会議などにも役に立つのではないかと思います。

また、今年度は文系のSSH課題研究が大きく飛躍した年だったと思います。近年は経営など文系寄りの講演会も多くなってきていましたが、今年度は課題研究も非常に充実しており、どのテーマも非常に興味深く内容も面白ものばかりでした。理系でも、文系でも楽しめるSSHが確立されたのでは?と個人的には思っています。

このほかに、いくつか私が感じたことを箇条書きでまとめてみます。

・ポスターに書いてあることをそのまま読むだけになってしまっている人がいた。もう少し自分の言葉が入ってくるとよい。

・自分の経験や自分の想いを述べてくれる人もいた。そういう発表は引き込まれる。

・指し棒などを上手に利用して発表している班はわかりやすい。

・ポスター発表の中に動画を組み込むなど、工夫が見られた。

・現地調査に行ったり、実験サンプルを採集してきたり、地域の方にインタビューしたり…と、行動的な班が目についた。

・全体的には、もっと質疑応答が活発になるとよい。(シャイボーイ&シャイガール。)司会者が指名すると良い意見が出る。→最初から自信を持って手を挙げてほしい!

・ほぼすべての研究班が、データを数値化し、グラフや表を用いて表現することができた。(科学的な主張。)統計的な処理(検定)をして主張に説得力を持たせている班が増えた。

以上、まだまだ書き足りないところですが、とりあえず早くお知らせしたいと思い、報告いたしました。写真も少し多めに載せますね。(文責 佐藤慶)